最高裁判所裁判官経由で弁護士になる方法について

弁護士法6条では最高裁判所の裁判官であったものは司法修習を終えていなくても弁護士になれるとされています。
司法試験に合格してなくても、最高裁判所の裁判官になることが出来るのでしょうか。
裁判所法41条では、見識の高い、法律の素養のある40歳以上の者が最高裁判所の裁判官になれるとしています。
法曹資格を有していなくても最高裁判所の裁判官になる事自体は可能なようです。

ただ、最高裁判所の裁判官は最高裁判所長官を含めて15人なのですが、そのうち10人以上は高等裁判所長官、判事、簡易裁判所判事、検察官、弁護士、大学の法律学の教授・准教授を一定期間つとめた人である必要があります。
また、出身分野によって最高裁判所の裁判官になれる枠が慣例として決まっているそうです。
法曹資格がなくてもなれそうなものは法学者枠と行政官枠があるようです。法学者枠で裁判官になる方は裁判官出身の法学者の場合もあるようです。行政官枠では内閣法制局長官や外務省出身の方が裁判官となるそうです。
高名な法学者になるか官僚の中でも選ばれた存在になる必要があり、とてもハードルが高そうです。
司法試験を受験して弁護士になる方がが、年齢制限もなくこのルートよりは簡単かと思われます。



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